触らないで、近寄らないで。王妃になりたいわけじゃない。贅沢な暮らしも、金貨も銀貨も欲しくない。ただ……幸せを。

 人として、女としての幸せを。ささやかでもいいから感じたかった。

 

――だのに。

 現実が容赦なく襲いかかる。

「アリィ」

 リュンヌをかき抱き身体を震わせる王は、こともあろうに他の女の名をささやいたのだ。いとしく、甘く、そして優しく。

 

――本文抜粋 

*R-15 具体的な性描写はありません。極わずかで読み飛ばしてしまうかもしれませんが、気になさる方はご遠慮願います。作品上どうしても必要なシーンでありますのでご理解くださいませ。

序章 1

第一章 染まっていく者 

        
挿話
第二章 太陽         
挿話
第三章 新たなる客

           

第四章 獅子と月と太陽         
第五章 暗転           
挿話
第六章 帰結     

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素材提供:Heaven's Garden様

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