第四章 獅子と月と太陽 0 back next

 

 

『 Le 1 Août de 565
 なにを書けばいいのかわからなくなる。
 お腹はずいぶん大きくなり、位置が下がってきたように思う。来月には出産を控えている。
 おそらくソレイユの「あなたの子」と言われたことに起因するのだろうけれど、元には引き返せないという焦りはない。たしかにこの子は私のいとしい子だから。
 ここ数日穏やかな日々を過ごしている。王との散歩は未だ続いていたし、ソレイユとの密かな逢瀬も続いている。彼は決して私からの面会を拒まなかったから。けれどそれは私が王妃だからだわ。ふしだらな女だと罵ってもらっても構わない。けれども私には思うほどに自由がないのだから。……以後略』
 

 

 

back 目次 next
←ランキングに参加中
 

素材提供:Heaven's Garden様

NOVEL HOME


Copyright (C) 2009 erry all rights Reserved.